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木造千手観音坐像

木造千手観音坐像

地域で守り 伝えられてきた 貴重な文化財

明治初期に廃寺となった小松寺(大崎市田尻小松)の本尊として伝来し、国の重要文化財に指定された「木造千手観音坐像」を「田尻総合支所」内に展示。
二重まぶたの目、背面で髪をたわませて結い上げる髪型など、珍しい特徴が見られる。

中尊寺金色堂に安置される奥州藤原氏三代に関わる諸像、とりわけ二代基衡のために造られた一群と類似する作風がうかがえることから、12世紀後半に平泉の寺院の造仏に携わった仏師の手になるとみられる。

二重まぶたの目や、背面で吉祥天や女神のように髪をたわませて結い上げる髪型が珍しく、注目される。院政期における東北地方の仏像製作の様子を知る上で重要な遺品である。

( 朴材寄木造 像高98.8cm  平安時代末)
大崎市教育委員会資料/出典


両脇侍立像

脇侍である不動明王立像・毘沙門天立像の制作年代も、木造千手観音坐像とほぼ同時期と考えられています。

アクセス

名称
大崎市田尻総合支所観覧室 
住所
宮城県大崎市田尻沼部字富岡183-3 田尻総合支所庁舎内
TEL
見学について /大崎市田尻総合支所地域振興課 0229-39-1111
文化財について/大崎市教育委員会文化財課 0229-72-5036
公開時間
午前9時~午後4時
非公開日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
※重要文化財を適切に管理するため、週に一度非公開日があります。
観覧
観覧無料
密を避けるため、10人以内での入室をお願いいたします。
最寄駅
JR東北本線田尻駅
最寄駅からのアクセス
徒歩約5分
駐車場
あり
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